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2006年06月19日(月曜日)

観戦13戦目です。

日本の2戦目です。
日本は想定外の黒星スタートとなってしまったため、
後がない状況です。
絶対に勝ち点3が欲しい。

「絶対に負けられない戦いが、そこにはある。」

何が何でも勝つしかないんだぁ~!!

結果:0-0で引き分け。

残念。
日本は勝てたよ。
首の皮一枚つながってるけど、
勝てなかったのはキビシイなぁ。

最初から振り返っていきましょう。

日本は慎重な立ち上がりを見せる。
しかし、クロアチアは日本以上に慎重な姿勢でゲームに入ってきた。

暑い天候の中、ペース配分を考えていたのか、
クロアチアのプレースタイルがディフェンス重視だからかはわからないが、
ある程度、日本にボールを持たせて、
攻めさせようと思っていたはず。
私だったらそう考える。
日本の攻撃は大した事ないしね。

そんな中、日本はFKやCKのチャンスを得るが、
キックの精度が悪くモノに出来ない。
こういうのをモノにしないと…。

そうこうしている内に、
クロアチアもだんだん攻撃を考えるようになってくる。
その狙いは日本の左サイド。
そりゃ当然だ。
私だって同じ様に考える。
だって、三都州だもん。

そして、前半23分。
左サイドをプルショにつかれ、
フォローに行った宮本がペナルティイエリア内でファウルを犯す。
クロアチアにPKのチャンス到来。
ついに宮本がやってしまった。
元来この選手はディフェンスの技術は乏しいからなぁ。
1対1は後手後手になるんだよね。

でも、そのPKを川口がスーパーセーブ。
今日も神が降りてるらしい。
かなり奇跡的な出来事でした。
これで、チームも調子に乗るかなと思い、
得点を期待した…。

だけど、日本は効果的な攻撃が出来ない。
そして、前半30分くらい、クラニツァールのミドルがバーをたたく。
ヒヤッとした。

ここら辺で気づいたのは、クロアチアの攻撃は単純だったということ。
パターンは3つ。
①スルナにボールを集め、日本の左サイドを崩す。
②クラニツァールがゴール前でボールに絡み、スルーパスをだす。
③プルショにボールを当てて、キープさせ、周りが絡んでいく。

つまりこの3点をケアしておけば失点しないということ。

結論としては、日本は右サイドから攻めろ。
または、三都州を高い位置に置いて、
ボールを取りにきたところで、中央に叩いて、
ミドルシュートやディフェンスラインの裏を狙う。

そして、今日の日本はそれが出来ていた。
前半35分過ぎに中田の強烈なミドルシュートがでる。
しかし、キーパーセーブ。
惜しい。
それにしても、今日の日本はミドルをよく打った。
しかも枠に行く。(三都州だけはダメだけど。)
いいねぇ~。

そのまま前半終了。
0-0で前半を乗り越える。
いい感じです。
このまま、ミドルシュートと右からの崩しを意識していこう。
ただ、ディフェンスには戻ってきて、体張ってね。

後半、福西に代えて稲本投入。
いいねぇ~。
ジーコにしては上出来な選択です。
体がはれて、前に飛び出せて、大舞台に強い男。
期待できる。
何か臭うねぇ~。

そして、日本が飛ばす。
後半6分に右から崩して、柳沢が飛び込む。
しかしゴールの枠をはずす。
これは決められるでしょ~。
はずす方が難しいよ。
自分だったら決める自信あるもん。
いや~もったいない。
決めるとこ決めないと勝てないよ。

その後何度かピンチを迎えるがしのぐ。
宮本は危なっかしいけど、
中沢、加地、稲本がかなり効いてます。
そして三都州も危なっかしいけど、とりあえず頑張ってました。
中田も体張ってたし、川口は神が降りてるし、
今日の守備なら点は取られないだろうと思いました。

後半15分過ぎ、柳沢から玉田へ交代。
柳沢を代えたいと思っていたところだったので、
いいタイミングでのいい選択です。
ジーコやるじゃん。

しかし、その玉田が大誤算。
代わって入ったのに、ほとんどボールに絡まないし、
動いていなかった。
あんた疲れてないでしょ。
サイドでボール待っててどうするの。
中は入ったり、裏狙ったり、サイドに出たり、
いろいろ動いてスペース作るとかしなさいよ。

それでも、後半32分。
玉田にビッグチャンス到来。
俊輔のワンタッチパスが、クロアチアの左サイドの裏にでて、
玉田はキーパーと1対1に。
しかし、シュートミスで枠を捉えられない。
それとも中の高原へのパスだったのか?
私は体勢からしてシュートだと思う。
あのチャンスであの有様はあまりにもヒドイです。

その内、日本もクロアチアも足が止まる。
でも、FWを投入し続けたクロアチアの方が攻撃に迫力がある。

日本も攻撃を何とかしたい。
そこで、後半40分ごろ高原を大黒にチェンジ。
これはもう10分くらい早くてもいいと思う。
あと点を取りに行くなら、高原残して、
小笠原を大黒か巻にチェンジがいいと思ったんだが。
再三サイドからクロスを入れれる状況なのだから、
中に詰められる選手を増やすべきだと思いますよ。
ジーコは最後に選択をミスったかな。

あとは何かしでかしてくれそうな選手が少なすぎる。
松井がいればなぁ~。
遠藤じゃなくて松井を選出した方が良かったんじゃないの?

さて、試合に戻ります。
そして後半終了間際に、三都州が深くエグッて低く速いクロスを入れる。
これは触れば入るぞと思ったけど、
誰も詰めてない。
交代出場のFW2人は絶対詰めてこないといけないところでしょう。
そんなんで勝つ気あります?

そして試合終了。

勝てた試合でした。
もちろんクロアチアから見ても勝てた試合でした。
「決めれるところで決めないと勝てない」
両チームに言える事はそれだけ。

日本はディフェンスは頑張りました。
中沢を中心によくやった。
宮本はずっと危なっかしかったけど。
今日の試合で、
宮本が実は三都州の次にディフェンスが下手だ、
ということがバレてしまいました。

日本の攻撃も何回か形は作りました。
だけど…。

まず、セットプレーの精度がなかった。
これは痛かった。
日本にはセットプレーだけが得点を考えられる要素だったのにね。

あとは、前線の選手に気持ちが足らない感じがしました。
そんな中で、後半に完全に足が止まってしまったことが悔やまれる。
特に終了間際。
もっと大事につなごうよ。
蹴ってあとはヨロシクっていうのはダメでしょ。
つなぐサッカーが日本の特徴なんでしょう?
最後まで頑張ろうよ。
キツイ場面で走らないでどうする。
プライドをかけて勝つっていうことはそういうことでしょ。
ジーコはこういった土壇場での頑張りを、
チームに植えつけてきたんだと理解してたのになぁ。

残念です。
日本人として情けない気分になりました。

さて、私が選ぶこの試合のMVPは
加地
です。

im00021241.jpg

中沢や稲本も良かったですが、
攻守にわたり活躍した加地を選出しました。
守備のポジショニングもバッチリだったし、
抜かれることもなく、ボールも奪う。
攻撃参加もすばらしく、決定的な仕事もしていました。
怪我あけとは思えません。

さぁ、本当に後がない。
次の試合では絶対に勝たないといけない。
しかも3点差くらいで。
ブラジル相手に。
もう4バック、1ボランチでいいんじゃない。
黄金の中盤と言われていた4人でいいような気がする。
だって、勝つしかないんでしょ。
何かしてくれる期待が持てるのは、あの4人。

次はどの試合をチェックしようかな…。


投稿者 h.waka : 2006年06月19日 00:14

コメント

 悲しい結果です。

> 今日の試合で、
宮本が実は三都州の次にディフェンスが下手だ、ということがバレてしまいました。

 には同感ですね。読んで笑ってしまいました。

 一生懸命選手はやってるんでしょうが、そう見えない選手もいるというのは残念なことです。

 監督の心、選手知らず か。

 とにかく最後まで力を尽くせ、ニッポン。

投稿者 m.yama : 2006年06月19日 11:46

宮本はディフェンスラインの統率という意味ではかなりのものかもしれないけど、個人的なディフェンス技術は元々ないもんね。
それは今になっても向上していない。

身体能力にも乏しいし、読みだけで対処してきた感じ。
アジアレベルでは通用しても世界レベルでは無理かな。
3バックの真ん中だったら、カバーリングが主な仕事になるので、何とかなるんだろうけど、4バックじゃね…。

いつの日か、このことが明るみに出るだろうと思っていましたが、この試合でハッキリ出ちゃいましたね。

あ~ぁ。

投稿者 h.waka : 2006年06月19日 23:26