メイン
プラスチック - 2005年09月17日(土曜日)
今年も国際プラスチックフェア(IPF)
が9/24~9/28に幕張メッセで開催されます。
メインは最近流行の「光触媒」「ナノテクノロジー」「生分解」等であるようだ。
確かにこれらの分野は取り込んだら大きな市場となるかもしれないが、
まだまだこの分野は、一般に広く実用化されるまでには至っていない。
それにはコスト、取り扱いやすさなど、
解決しなければならない問題が多いからである。
そんな中で私は熱可塑性エラストマーに期待している。
5年前くらいから始まった脱PVC(最近は落ち着いた感がある)や
加硫ゴムの代替として様々な面で可能性がある。
オレフィン系、スチレン系、ウレタン系…。
と種類も豊富であり、違った特性を持つ樹脂をアロイして
特性を出しているところが魅力である。
今回の出展にはあまり出てこないであろうが、
この分野の発展こそが実際のプラスチック業界に大きく影響を与えると考えている。
また、海外の動向も注目したい。
海外標準ではどの程度の技術レベルが必要となるのか知っておいて損はない。
今年のIPFはアピールだけで終わるのか、
実用上に近い位置にあるのか、
興味深いところである。
投稿者 h.waka : 01:44 | トラックバック (0)
プラスチック - 2005年07月26日(火曜日)
経済産業省化学課がまとめた2005年上半期(1-6月)の4大樹脂需要実績によると、
ポリプロピレン(PP)が前年同期比2%増と着実な伸びをみせたようである。
近年の石油系樹脂の値上がり状況を考えると、まずまずといったところでしょう。
PVCを嫌う風潮はだいぶ落ち着いたものの、国内のオレフィン系樹脂の需要は拡大している。
あとは4次、5次と値上がりの波が落ち着けばさらに需要は伸びるだろうし、
そうなることを願うばかり。
一般消費者のコスト要求があるため販売製品に原料値上げを添加できない現状では、
強硬な値上げを打ち出す原材料メーカーの一人笑い状況。
この風潮をなんとか打破したいものである。
詳しくは化学工業日報より
投稿者 h.waka : 23:26 | トラックバック (0)